クリスタルム ピーター・マックス・ピノ・ノワール 2013

2015.08.31.Mon.18:20
安くて質のよいワインと聞くと、チリやアルゼンチン、ニュージーランドなどを思い浮かべます。
僕もその一人だったのですが、最近、ハマっている国があります。

それは南アフリカです。

南アフリカのワインというと安かろう悪かろうと劣悪なイメージが強かったのですが、
ここ最近の新進気鋭の生産者が造るワインにはその品質の高さにビックリします。

南アフリカのワイン造りは、1652年のオランダ東インド会社の設立から始まります。
オランダ人の入植時にブドウの樹が持ち込まれ、8年後には最初のワインが造られたそうです。

ところが、後のイギリスの支配時にはナポレオン戦争後にフランスと貿易協定を締結し、
フランスワインの関税撤廃により、フランスワインの流通が拡大。
さらにフィロキセラ(害虫)による被害などで南アフリカ産ワインは生産量が落ち込みます。

その状況を打開するために南アフリカワイン農民共同組合(KWV)を設立。
組合による流通規制、価格コントロールを行うことで安定的な供給は図り、南アフリカ産ワインを保護します。
一方で、様々な規制により、競争が生まれにくくなり質的発展は阻害されてしまいます。

その後、1994年のアパルトヘイト撤廃後、ワイン政策の自由化により国際市場に進出。
切磋琢磨する環境になり、現在の品質の劇的な向上に繋がります。

今回のクリスタルムも素晴らしい生産者です。

「クリスタルム ピーター・マックス・ピノ・ノワール 2013」。

クリスタルムはヘルナマス地方にある家族経営のワイナリー。
2007年に設立、2008年がファーストヴィンテージ。
南アフリカでもトップレストランやワインショップでも限定入荷しかないそうな。

イギリスの著名な評論家ティム・アトキンは、ボルドーに倣って南アフリカの格付を発表しています。
そこでクリスタルムは見事、「1級」、と評価されています。

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ラベルは超シンプル。
今回はスタンダードキュヴェのピーター・マックス。
スタンダードキュヴェですが、ラベルの右下には「4443/13868」というボトルリングナンバーが。

生産者:クリスタルム
銘柄:ピーター・マックス・ピノ・ノワール 2013
格付:-
品種:ピノ・ノワール100%
インポーター:ラフィネ
開栓年:2015年
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ラズベリー、ブラックチェリーなどの果実系の華やかな香り。

果実の凝縮感もあり、酸もほどよい。
若干、甘味と苦味があるが、時間が経てばバランスよくなるでしょう。
ブルピノとカリピノの中間、ややカリピノ寄り、といったところですね。
全体的になかなかよくできたピノ・ノワール。

このピーター・マックスはクリスタルムの中でもスタンダードクラス。
上位キュヴェが楽しみですね(*^-^*)

16.5/20
※個人の嗜好による採点です。

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クリスタルム ピーター・マックス・ピノ・ノワール 2013
Crystallum Peter Max Pinot Noir 2013

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アルマンド・パルッソ バローロ・レ・コステ・モスコーニ 2006

2015.08.30.Sun.09:39
「アルマンド・パルッソ バローロ・レ・コステ・モスコーニ 2006」。
イタリア、ピエモンテ州のバローロです。

1971年に父アルマンドがバローロを瓶詰し始め、
1985年に醸造学校を卒業した息子マルコとともに運営しているワイナリー。

1990年代はバローロ・ボイーズのメンバーでしたが2000年に脱退。
現在は「ランガ・イン」というタナロ川を挟むランゲ地方とロエロ地方の生産者団体に所属。

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レ・コステ・モスコーニは2003年が初ヴィンテージ。
「レ・コステ」と「モスコーニ」という2つの畑から採れるブドウを使用。
この2つの畑はモンフォルテ・ダルバの最南部、標高400~480メートルとかなり高い位置にあります。

なおパーカーさん的には今回の2006は95点と高得点。

生産者:アルマンド・パルッソ
銘柄:バローロ・レ・コステ・モスコーニ 2006
格付:D.O.C.G
品種:ネッビオーロ100%
インポーター:ジャパンインポートシステム
開栓年:2015年
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色はエッジが焦げたような淡いガーネット色。
香りはキノコ、プラム、ピノ・ノワールのように華やか。

味わいは果実味と酸がありしっかりとしたボディ。
が、タンニンが強すぎてまだ飲み頃とは言えませんね・・・。

しばらく放置すると酸が強めに出て飲みやすくなりましたが。

今の所、先日のヴェルドゥーノといい、バローロはうちの奥さんの好みではないよう。
バローロが好みではないというか、飲み頃を完全に誤って出しているだけな気が。

とはいえ・・・バローロの古酒ってなかなか売っていないんですよね(^-^;
自分で熟成させるしかないか。

16.5/20(飲み頃間違えなければ+0.5)
※個人の嗜好による採点です。

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アルマンド・パルッソ バローロ・レ・コステ・モスコーニ 2006
Parusso Armando Le Coste-Mosconi, Barolo DOCG 2006

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シャルトーニュ・タイエ キュヴェ・サンタンヌ・ブリュット NV

2015.08.23.Sun.20:15
かなり記事が溜まっているので駆け足でアップします(^-^;

今回はシャンパーニュです。
「シャルトーニュ・タイエ キュヴェ・サンタンヌ・ブリュット NV」。

「死ぬまでに飲みたい50本のシャンパン」の「一年に一度は飲みたいシャンパン10本」のうちの1本。
※山本昭彦著『50語でわかる!最初で最後のシャンパン入門』

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シャルトーニュ・タイエは1683年にブドウ栽培家として創業。
1960年代にシャンパーニュ造りを始めたレコルタン・マニピュラン。

拠点はランスの北西の小さな村メルフィ。
かつては、グラン・クリュクラスの高値で取引されていた地域だそうです。
ところが第二次世界大戦で畑は壊滅。
1950年代にようやく再建が始まりました。

現在は、1983年生まれの若き醸造家、アレクサンドル・シャルトーニュが当主。
「ジャック・セロス」のアンセルム・セロスの弟子の一人。
権威あるシャンパーニュ専門誌でTOP10に入る実力だそうな。

さて、今回飲むのは、シャルトーニュ・タイエのスタンダード・キュヴェのサンタンヌです。

生産者:シャルトーニュ・タイエ
銘柄:キュヴェ・サンタンヌ・ブリュット NV
格付:-
品種:シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%
インポーター:フィラディス
開栓年:2015年
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色は若々しい薄いレモンイエロー。
グレープフルーツ、白桃の甘い香り。かなりミネラリー。

柑橘系の酸味と苦味のバランスが心地よい。
スタンダードシャンパーニュながら、なかなか深みもありますね。
香り同様、ミネラルを感じる味わいです。

夏場にピッタリなシャンパーニュで満足(*^-^*)

16.5/20
※個人の嗜好による採点です。

いままでは写真撮影をしようとするとレオが邪魔しにくるのですが、
最近は新たな邪魔者が参戦。

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1歳を迎えると同時に歩き始めたムスメは、テーブル周辺を徘徊。
そのうちいつかワイングラスをひっくり返す日が来るでしょう。
近いうちに・・・。

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シャルトーニュ・タイエ キュヴェ・サンタンヌ・ブリュット NV
Chartogne-Taillet Cuvee Sainte Anne Brut NV

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フェヴレ 特級シャブリ・ヴォーデジール 2009

2015.08.17.Mon.20:43
「フェヴレ シャブリ・グラン・クリュ・ヴォーデジール 2009」。

フェヴレはブルゴーニュの巨大メゾンの1つ。
このブログでも過去に何度も登場していますね。

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ラベルに「Joseph」と書いてありますが、これはネゴシアンもの。
自社畑の場合は「Domaine」と書いてあります。
しかし、シャブリのグラン・クリュまで手掛けているとは知らなかった。
どこまで手を広げているんでしょ?

畑はシャブリの特級畑の1つ、ヴォーデジール。
人にはよりますが、レ・クロに次ぐ評価とも。

生産者:ジョセフ・フェヴレ
銘柄:シャブリ・グラン・クリュ・ヴォーデジール 2009
格付:特級
品種:シャルドネ100%
インポーター:ラック・コーポレーション
開栓年:2015年
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色はやや黄金がかったイエロー。
香りは塾した林檎、パイナップル、蜂蜜、白い花、バニラ。
果実が詰まった香り。

質のよい甘味にやわらかい酸。
アルコールもヴォリュームがあり、好みの味(*^-^*)

フェヴレは数がありすぎて希少価値はありませんが、この安定感はさすが。

17/20
※個人の嗜好による採点です。

ブルゴーニュ 特級」、特級シャブリ ヴォーデジール、クリア!

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メゾン・フェヴレ シャブリ・グラン・クリュ・ヴォーデジール 2009
Maison Faiveley Vaudesir, Chablis Grand Cru 2009

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ペリエ・ジュエ グラン・ブリュット NV

2015.08.13.Thu.03:16
夏はやっぱりシャンパーニュ!

「ペリエ・ジュエ グラン・ブリュット NV」。

ペリエ・ジュエといえば、アネモネの花柄のボトルの「ベル・エポック」が有名ですが、
このグラン・ブリュットはスタンダードキュヴェ。

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最近、発刊された山本昭彦著『50語でわかる!最初で最後のシャンパン入門』で
「死ぬまでに飲みたい50本のシャンパン」が新たに掲載されていますが、このグラン・ブリュットもその一つ。
「半年に一度は飲みたいシャンパン14本」のカテゴリーですね。

生産者:ペリエ・ジュエ
銘柄:グラン・ブリュット NV
格付:-
品種:ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ40%、シャルドネ20%
インポーター:マルカイコーポレーション
開栓年:2015年
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色はライトイエロー。
泡はきめ細かく、甘味と苦味のバランスいいですね~。
重さはなく軽やかな優美な感じ。
ビックリするような要素はありませんが、すっきりとした味わいで夏場にピッタリ。

さすがペリエ・ジュエ。安定した出来。

16.5/20
※個人の嗜好による採点です。

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ペリエ・ジュエ グラン・ブリュット NV
Perrier-Jouet Grand Brut NV

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